はんぶんの内側

隙間産業的おたく活動記録 長文用

「KAT-TUN」に短歌を詠んでみたこと

短歌結社「明星」の第十二回歌会に参加させていただきました。今回のお題は「KAT-TUN」です。


今回私が提出したのは以下の三首でした。

レーザーを貫く黒目が実弾でないならあなたさえいらない

コンサートの演出といえば緑のレーザー。交差して乱舞するレーザービームよりも、その隙間からのぞく彼らの瞳の圧倒的な力が、私たちを撃ち抜くのですよね。

海賊旗王冠銀色の弾丸 あなたを縁取るレースとフリル

KAT-TUNと聞いて連想されるモチーフ。彼らのコンサートってステージも衣装もデコラティブですごく「視覚」の要素が大きいような気がします。ありとあらゆる装飾が一体となって彼らを飾りたてる、夢のような、悪夢のような。

爪と牙たてがみだってくれてやる人の形で吠えろ猛獣

4人になった今のKAT-TUNは、見た感じなんとなくまるくなったようなイメージですが、武器を全て捨て去って人の形になったところで、猛獣としての本性がよりくっきりと浮かび上がってくるものではないかな、と。


私は、KAT-TUNについてはChainツアーの東京ドームを最後に行っていなくて茶の間なんですが、あのしっかりと作り込んだ世界観のコンサートは本当に強烈に脳を揺さぶります。NO MORE PAINの衝撃といったら…!


「明星」をきっかけに、短歌を詠むことの面白さを知って、色々な方と新しく関わることが出来て、本当に楽しい活動でした。主催のこみねさん、参加者の皆さん、いつも本当にありがとうございます。
短歌結社「明星」はしばらくお休みになるそうですが、また、歌会が出来る機会を楽しみにしています。