2019年下半期アイドル短歌まとめ
やっとまとめました。
お誕生日短歌ばっかり、一部アイドル短歌ではないので看板に偽りありです。
- どこまでを戦場とよぶこの街の光のひとつで終わる気はない
- 百年後に神話になる(※予定です)きみの頬にある夏の星座 #石原壮馬
- 難しいことを考えているみたいなくちびるの先にブーゲンビリア #佐久間大介
- プチプチでくるんで今夜送ります お砂糖、シナモン、スプーン、あと愛 #正木郁
- 逆光のきみの輪郭なぞるみたいに夏の名前を指折り数える #天宮奏
- その帽子去年の夏に買ったんだ、世界を救った日の記念 #富田健太郎
- 神様は今日みたいな夜に生まれたと叫ぶ獅子座流星群 #大西流星
- 襟足を焦がすみたいにまたひとつ夏が来て見知らぬきみに出会う #大橋和也
- 星空ごと燃やすみたいに夢百合草を抱えて走る25号線 #大橋和也(≠苺谷星空)
- あてもなく誕生花なんかを調べてる会いに行くための花束が無い
- 溜息の重さで夜が壊れても「どうか笑って(もっと踊って)、」 #宇宙Six
- 台風の通り過ぎた空は紺色、ねむのきを掴むまほうの夜 #佐々木純哉
- カーテンを洗濯したので筒抜けの恋を持て余してアイスをかじる #佐々木純哉
- カストルにもポルックスにもなれなくて裸足で走る50光年 #あすかな
- 蝉の羽のトワイスアップで飲み干した名残の夏は優しく苦い #須佐誠
- ユニクロでパジャマを買おう明日には秋がくるから黙っていよう #原嘉孝
- 黄金の林檎をパイに焼き上げてお月様だって取ってあげるよ #岸優太
- 不器用に燃やし尽くしてジギタリス恋とか愛とか灰になるまで #錦戸亮
- 透明な矢尻も剣も噛み砕くうなじに迫る革命の朝 #稲増秋臣
- 白鳥の停車場で会おうここからは星が尽きるまでふたりで行こう #あすかな
- 生き物と呼ばれたことのないいのち真昼の月は白金の味 #宝石の国
- 群青の夜は行きずり袖の香を思い出せなきゃググればいーよ #五月女智景
- 世界中に好きって言ってまわりたい星のかたちの落ち葉が降る朝 #太田将熙
- 言葉よりわかりやすいからこの腕で抱けるものまでは大事にするよ #神宮寺勇太
- 秋の噴水はさみしくてきらいなので帰ったらLINE通話します #橋本涼
- 振り向けど宇宙のまんなかみたいな夜たまごサンドをめりめり頬張る #佐藤勝利
- わたしたち嗅覚ばっかり敏感で嫌になっちゃうね、夜は冷えるね #沢村唯弦
- たましいを半分こして食べたから最後のひとりになったら会えるよ #沢村千弦
- 星屑を飲み込んだから光るのよ、喉に刺さって喋れないけど #正木郁
- 初雪の朝カフェオレに角砂糖、弱虫たちのやさしいひみつ #あすかな
- ベツレヘムの夜にも見たことないゆめの袂の花火が今生の熱 #五月女一花
以下ゆるふわ解説↓
2. 頬の黒子がお星様みたいで愛おしいと今でも思っているよ、星座といえばギリシャ神話、私の知ってるなかでたぶんいちばん神話めいた男の子
3. 7/5の誕生花ブーゲンビリア、花言葉は「あなたは魅力に満ちている」
4. かおるくんが私達にくれるものと私達がかおるくんに贈りたいもの、おまけも付けるよ
6. 誰も知らない真夏の午後に2回くらいこっそり世界を救っていそうじゃない?
7. 獅子座流星群の日に生まれたから流星って名前ってどっかの雑誌で言ってなかったっけ、あれ?藤井のほうの流星だっけ?
8. 夏が来るたびに生まれ変わる男の子って何人か見てるけど彼もそのタイプだと思う
9. 8/9の誕生花アルストロメリア(和名:夢百合草)、花言葉は「幸い」
11. 4人になった彼らへ
14. ふたご座の金色のポルックスと銀色のカストルの間の距離が50光年
15. 蝉の羽は襲の色目です 初夏の色なので季節はずれだけど
20. あすかなのことジョバンニとカムパネルラだと思ってる節がちょっとある
22. 彼の出自の特殊さと現代っ子なところをなんとか詠みたくてこねくりまわした結果がこれです
23. 紅葉というよりもプラタナスのイメージ
30. 彼がミルクで彼がお砂糖、苦いままでは飲めないことばっかりだけど二人なら大丈夫
31. 智景さんの短歌に沿うように詠みました
全部の短歌にまじめに解説をつけて、よっしゃ完成!ってとこで上書きして文章をまるごとふっとばして心が折れたのが先週のことです。
心が複雑骨折したままなのでゆるふわ解説が精一杯でした……。
こんな感じですけど、2020年も何卒宜しくお願い致します。